2011年 09月 10日
ミャンマーKyat通貨高
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Myanmar Timesによれば、この1カ月でミャンマー通貨のKyatが対米ドルで上昇しており、年間30%上昇で、世界で最も上昇率が高い通貨の可能性があると報じている。ミャンマーの経済は輸出で稼ぎ、その資金で輸入を行うという形態であるため、通貨高は長期的に見れば悪影響を及ぼす。これによりミャンマーにはオランダ病になるリスクが出ていると政府経済アドバイザーのU Myint氏は言う。
ミャンマーでは、近年、天然ガス、宝石、翡翠の輸出や外国投資で資金流入があり、この2年間で予想以上の外貨が流入している。
今回のKyatの上昇は、新たなミャンマーの為替制度を策定する良い機会でもある。しかし、問題は複雑である。ミャンマーは40年以上続いている固定レートを解除して、IMFの下で為替レートを1つに統合しなければならない。U Myint氏による1つの解決方法は、政府や事業者がドルを1ドル=750Kyatで買うことである。そうすれば、Kyatの価値は下がっていく。
Macquarie大学のTuenell助教授によれば、Kyatの通貨高は2つの問題を引き起こすという。まず、輸出がドル建てとするとKyat建ての手取りが減ることである。次に、外国投資家にとって、ミャンマーでの事業が割高になり、競争力が低下することである。この問題は勿論、東南アジア全体に言えることである。同氏は、ミャンマーが変動相場制になることを主張している。現在の1ドル=6Kyatというレートよりも現実的なレートに仕切り直すことは可能であるという。それにより、輸出を促進させ、より競争力をつけることができる。通貨切り下げは、通貨を割高に維持することよりも簡単である。(by ミャンマー株ドットコム)
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ミャンマーでは、近年、天然ガス、宝石、翡翠の輸出や外国投資で資金流入があり、この2年間で予想以上の外貨が流入している。
今回のKyatの上昇は、新たなミャンマーの為替制度を策定する良い機会でもある。しかし、問題は複雑である。ミャンマーは40年以上続いている固定レートを解除して、IMFの下で為替レートを1つに統合しなければならない。U Myint氏による1つの解決方法は、政府や事業者がドルを1ドル=750Kyatで買うことである。そうすれば、Kyatの価値は下がっていく。
Macquarie大学のTuenell助教授によれば、Kyatの通貨高は2つの問題を引き起こすという。まず、輸出がドル建てとするとKyat建ての手取りが減ることである。次に、外国投資家にとって、ミャンマーでの事業が割高になり、競争力が低下することである。この問題は勿論、東南アジア全体に言えることである。同氏は、ミャンマーが変動相場制になることを主張している。現在の1ドル=6Kyatというレートよりも現実的なレートに仕切り直すことは可能であるという。それにより、輸出を促進させ、より競争力をつけることができる。通貨切り下げは、通貨を割高に維持することよりも簡単である。(by ミャンマー株ドットコム)
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by myanmar-kabu
| 2011-09-10 10:13
| 為替