2011年 04月 04日
ミャンマー投資への課題 ④経済統計等数字に関するデーターが結果的に実体とかい離している。
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ミャンマー投資への課題として4番目の問題、為替レートが三重為替のために、経済統計から会社財務情報まで数字に関するデーターが結果的に実体とかい離している、について見ていくことにいたしましょう。
②の問題点でもあげましたがミャンマーは現在、為替レートが1.公定レート、2.公認両替レート、3.実勢レートの3つが存在します。そして、厄介なことは、外貨交換レートが例えば国有企業の輸入の場合や国家統計、外国投資家が資金を持込む場合は公定レートが、現地投資家の出資分の評価や日常の外貨の価値は実勢レートといったように経済界に存在する数字自体の統一性が取れていないという問題があります。
その上、各々のレート間のかい離が180倍にもなると、統計数字や税金、合弁企業の実際の出資比率を始め全ての数字の信ぴょう性が無いことになってしまいます。これでは、経済行為自体を正確に評価、把握することができなくなります。
以前、申し上げた通り為替レートを例えば実勢レートに1本化すると単純に考えて、180倍のかい離があるため、ミャンマー政府が負っている対外債務が一気に180倍になってしまう問題があります。実際に現地で莫大な利益を上げたとしても、資金を引上げる段階で為替レートの適用次第でその利益が目減りするリスクが大いにあります。
やはり、この為替問題がある程度収束しなければ、ミャンマー投資は非常に難しいと言わざるを得ません。(by ミャンマー株ドットコム)
お手数ですが、
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②の問題点でもあげましたがミャンマーは現在、為替レートが1.公定レート、2.公認両替レート、3.実勢レートの3つが存在します。そして、厄介なことは、外貨交換レートが例えば国有企業の輸入の場合や国家統計、外国投資家が資金を持込む場合は公定レートが、現地投資家の出資分の評価や日常の外貨の価値は実勢レートといったように経済界に存在する数字自体の統一性が取れていないという問題があります。
その上、各々のレート間のかい離が180倍にもなると、統計数字や税金、合弁企業の実際の出資比率を始め全ての数字の信ぴょう性が無いことになってしまいます。これでは、経済行為自体を正確に評価、把握することができなくなります。
以前、申し上げた通り為替レートを例えば実勢レートに1本化すると単純に考えて、180倍のかい離があるため、ミャンマー政府が負っている対外債務が一気に180倍になってしまう問題があります。実際に現地で莫大な利益を上げたとしても、資金を引上げる段階で為替レートの適用次第でその利益が目減りするリスクが大いにあります。
やはり、この為替問題がある程度収束しなければ、ミャンマー投資は非常に難しいと言わざるを得ません。(by ミャンマー株ドットコム)
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by myanmar-kabu
| 2011-04-04 09:28
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